中村竜治建築設計事務所が構成を担当した、資生堂ギャラリー、資生堂パーラー、SHISEIDO THE GINZA、資生堂銀座ビルにて行なわれる連動企画「BEAUTY CROSSING GINZA ~銀座+ラ・モード+資生堂~」の1つとして資生堂ギャラリーにて行なわれている展示を紹介します。

 

 

展示台には資生堂の過去の商品や広告物が、発表当時の銀座の資料とともに積み重なりながら配置されています。

 

平面や立体がオーバラップしながら関連をもった1つのまとまりとなり、立体的なコラージュが生まれています。

 

 

 

透明な展示台。展示物を保護するためのカバーが、そのまま什器として機能しています。

 

 

 

 

 

横から展示台を見ることで奥の展示台と意図しない重なりが起こり、新しいコラージュが生まれます。

 

 

 


以下、建築家によるテキストです。

資生堂の企業文化展のための空間である。掛川の資料館にアーカイブされている過去の商品や広告物の一部を発祥の地である銀座と関連する当時の資料などと重ね合わせながら振り返ると同時に、これからの資生堂を表現するという内容である。過去の広告資料に使われていたコラージュ(既存のイメージを組合わせ異なる新しいイメージをつくりだす)という手法をモチーフに展示を構成するという資生堂によるディレクションのもと、展示方法や空間を考えた。

展示物は、透明なケースが必要な大小様々な平面や立体であったため、ケースを展示台としても利用し、それらを積み上げながらその中に展示物を置いて行くという方法をとった。これにより、平面も立体もいっしょくたに重なりながら、上から下までを関連を持った一つのまとまりとして見ることができる言わば空間的なコラージュとなっている。ケースの積層の山は9つあり、年代などによりカテゴライズされているが、それらを横から透かして見ることで、展示意図とはまた異なったイメージを鑑賞者が新たにつくりだすこともできる。また、ショーウィンドーやビルの連なりとして、銀座を空間的にも感じられるようになっている。

タイトル :コラージュ
用途 :展示空間
展覧会名 :BEAUTY CROSSING GINZA
会場 :資生堂ギャラリー 東京都中央区銀座8–8–3東京銀座資生堂ビル地下1階 〒104–0041
展覧会会期 :2016年1月8日(金)~2016年1月28日(木)
主催 :資生堂
ディレクション :資生堂
空間設計 :中村竜治建築設計事務所
施工 :東京スタデオ
床面積 :161.28m2
素材 :アクリルt3mm、t5mm、t6mm、t8mm


posted by Shin Yamashita