2017年10/13より12/4まで中国、上海当代美術館(MoCA Shanghai)にて行われているグラフィックデザイナー三木健の展示「APPLE+展」を紹介します。

上海美術設計有限公司からの依頼を受けて実現したこの展示は、三木健の海外初個展であると同時に2015年ギンザ・グラフィック・ギャラリーで開催された「APPLE+」展、2016年クリエイションギャラリーG8、新潟県立近代美術館で開催された亀倉雄策賞受賞記念 三木健展[りんごデザイン研究所]からさらに内容を追加し、再構築したものとなっています。

三木健が大阪芸術大学にてデザインを初めて学ぶ学生のために組み立てた教育メソッドをベースに、“りんご”という世界中の誰もが知っている果物を通してデザインの楽しさや奥深さに気づくことの出来る展示となっています。

今回の展示にあわせ、中国語版の書籍「APPLE」も出版されています。

 

 

 

以下、デザイナーのブログより抜粋した文章です。

『APPLE+展』は、この美術館(MOCA Shanghai)を皮切りに、5年をかけて中国を巡回する計画が立てられています。それぞれの会場で異なる空間体験ができるようになればと考えています。今回の展示は、天井と床に鏡の貼られた空間があり、壁に投影された映像が天地へ延々と繋がっていく仕掛けや、人の動きに合わせ映像が動くスリットアニメーションによる『APPLE+展』専用ミュージアムショップ、スロープに設置されたiPadによる一本線のりんごアニメーションなど、大人はもちろん小さな子供たちが楽しんでくれることを想像しながらデザインしました。そして、Selected Worksという日常の仕事の展示では、APPLEのコンセプトがどのように繋がっているかを分かりやすいインフォグラフィックスで紹介しています。また、ミュージアムのレストランでは『APPLE+展』のために期間限定の青りんごのアイスクリームをパティシエが作ってくれました。僕の考えるAPPLE PARTYのコンセプトをよく理解した素敵なサプライズに感謝の思いです。「喜びをリレーする」。デザインは、お客さまのその先のお客さまが喜ぶ顔を想像することがとても大切です。このプロジェクトに関わるみんなの笑顔がどんどん広がって、世界中の多くの方々に「APPLE+展、見たよ!」と言っていただけることを願っています。

 

三木健 Ken Miki[グラフィックデザイナー]
1955年神戸生まれ。1982年三木健デザイン事務所設立。話すようにデザインを進める「話すデザイン」と、モノやコトの根源を探る「聞くデザイン」で、物語性のあるデザインを展開。「気づきに気づく」をテーマに、静かな表現の中にエモーショナルなコミュニケーションを潜ませる。公益社団法人日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)理事。国際グラフィックデザイン連盟(AGI)会員。大阪芸術大学教授。

 

 

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dna 2017 | APPLE+ [SHANGHAI]

会期:2017年10月13日(金)- 12月4日(月)

10:00-18:00(入場は17:00まで) 休館なし 入場料 80元

会場:上海当代芸術館 Museum of Contemporary Art, Shanghai

上海市南京西路231号人民公園内

+86 21 63279900

http://www.mocashanghai.org

主催:上海当代芸術館・上海美術設計有限公司・上海当代芸術館基金会

共催:三木健デザイン事務所 http://ken-miki.net/

プロジェクトマネジメント:増井辰一郎(Red Unit Inc.  http://redunit.asia/)

後援:在上海日本国総領事館、大阪芸術大学

写真撮影:村上登志彦

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Posted by Shin Yamashita